食用菊と言えば
「もってのほか」が有名ですが…

何気に食べていた 食用菊。

そして、その品種は 「もってのほか」 だとばかり思い込んでいました。
思い込みが良くないんですよね。(汗)

 ボーッと行きてんじゃねーぞ(笑)

と、いう事で・・・

まずは、食用菊の基本をご覧下さい。

【リンク】 食用ぎく|野菜|山形のうまいもの|おいしい山形ホームページ

━━━ 以下 引用 ━━━

淡紫色、しゃきしゃきとおいしい「もってのほか」

 山形県は、食用ぎく(刺身などのつま用の小ぎくを除く)の生産が盛んで東京都中央卸売市場で扱う5割程度を山形産が占める。
 特に、独特の香りと味の良さで『食用ぎくの横綱』と評されるのが、淡い紫色の「もってのほか」だ。正式には「延命楽」という品種だが、県内では「もってのほか」の愛称が一般的。この名は、「天皇家の御紋を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」といったことから転化したらしい。
 もってのほかは晩生で、収穫は10月下旬頃から。花びらが筒状に丸まった管弁なので、しゃきしゃきとした歯ざわりに特徴がある。10月上旬から収穫できる「早生もって」もある。

━━━ 以上 引用 ━━━

【リンク】 食用ぎく|野菜|山形のうまいもの|おいしい山形ホームページ

 

新たなる 刺客 かしろ菊

私 「菊 美味しいね もってのほか だね」
母 「それは かしろ菊っていうんだよ」
私 「 え!? 」

 

「かしろ菊」に関して 検索してみます。 以下のWEBページが参考になりました。

■かしろ(=食用菊) / 最上川を中心に環境を考えよう

■かしろ菊 食用菊 / 染織作家助左衛門

■食用ぎく遺伝資源データベース(リンク切れ) / 山形大学農学部

山形大学農学部さんのページは アクセスが出来ない状態だったので googleキャッシュから拝見しました。
かきのもと、もってのほか、延命楽、おもいのほか、かしろ などの食用菊を数値化して研究をなさっていました。 無断転載が禁止されておりましたので 画像をぼかしてあります。

また、食用菊として、山形県、新潟県、山形県庄内地方、新潟県長岡地方、山形県置賜地方での食用菊分布や代表的な食用菊の4品種、そして 「袋菊」という呼び方など、一般的な視点とは異なる記事が掲載されております。

※食用菊は 地域により呼び方が異なったりするようです。

 

 

かしろ菊 について

かしろ菊は、主に置賜地方(山形県南部)で食用菊として親しまれているようです。
かつ、食用菊の定番である「もってのほか」よりも 色が濃くて シャッキリ感があり 美味しい。
(WEBページと聞いた話から判断しました)

時期については、最初に「もってのほか」 後から「かしろ菊」が収穫・販売される為、 八百屋さんやスーパーマーケットで品種を確認して購入すれば認識しやすいが、品種をよく確認せずに食用菊を購入して食べていると、 いつのまにか 前半は「もってのほか」後半は「かしろ菊」になっていた。

つまり、知らぬ間に2種類の菊を食べていたけど どっちがどっちだかわからない。と、いう事も十分ありえます。

普通に食卓に並んでいても 「もってのほか」を食べていると思い込んでいる場合は 違いに気付きにくいので注意が必要です。

ぼーっと・・・(笑)

食事の時に食用菊を目にしたら、 どちらの菊なのか見分けられるくらいにレベルアップしたいものです。
※見分けるのは難しいかもしれませんが・・・

結果的に 業界に問題提起!?

ここで僕は一石を投じることになる。

先日 スーパーマーケット行きました。 そして食用菊の売り場を確認しました。

「かしろ菊」の存在意義が…

「もってのほか」というネーミングが 食用菊としてぴったりハマリ、 世間に受け入れられ・・・過ぎたのかもしれません。

たとえば、ホッチキス。
本当の名前は「ステープラ」らしいのですが、それをホッチキス(ホチキス・ジョイント)と呼ぶように・・・

ありますよね、 固有名詞のはずが 共通の呼び名で親しまれるケース。

「もってのほか」が 食用菊としての存在感が強くなりすぎて、 ほとんどの食用菊の事を「もってのほか」と呼ばれてしまっているようなのです。

 

ほとんどの食用菊 = もってのほか

この公式が成り立ちます。 食用菊は ほぼすべて 「もってのほか」

スーパーマーケットで見た食用菊に付けられたラベル等は、「もってのほか」ばかりでした。

うーむ こうなると 比較してみたくなるのが 人の好奇心というもの。。。
やるしかないですねぇ。。。

女将に、「もってのほか」と「かしろ菊」を見分ける事が可能か尋ねてみたら 「わかる」らしいです。

生の状態、おひたしにした状態。 どちらも わかるらしいです。。。 本当でしょうか。

 

悩んだときは一休み

いろいろ考えつつ 温泉玉子と菊のおひたしを混ぜると メッチャ美味しいんです!
特に小野川温泉の温泉玉子は、温泉の風味とほのかな塩分のような 旨味のような 何かが美味しく感じます。

今日も温泉日和・・・

おっと。 まだおわりません。 おわれません。

新情報を入手。
話がまとまりません!

・もってのほか
・おくもって (新メンバー)
・かしろ菊

花の色・形状・その他 いろいろ調べないと結末を迎えることはできないのかもしれません。

ややこしくなってきましたので、 いったん菊を食べましょう(笑)

 

途中経過報告

食用菊の産地ランキング(2014) ― 野菜情報サイト野菜ナビ

――以下転載――――――――――――――――
順位 都道府県 収穫量 割合(シェア)
1 位 愛知県 518トン  51.29 %
2 位 山形県 182トン  18.02 %
3 位 青森県 116トン  11.49 %
4 位 新潟県   93トン  9.21 %
5 位 秋田県   70トン  6.93 %
――転載ここまで――――――――――――――――

上記のデータより。 愛知県は特別に生産量が多く。
2位~5位は東北方面の日本海側の県がランキングされている。

●山形県の食用菊の代表は 「もってのほか」 (延命楽)である。

●「もってのほか」の他にも 食用菊の品種があり時期や地域により異なる。
※正式名称および呼び方が地域により変わる場合もあると思います。
・おくもって(山形県)
・かしろ菊(山形県)

■山形県で代表的な食用菊は 「もってのほか」
リンク 彩り鮮やかに食卓を演出 「食用ぎく」 ― おいしい山形
――以下転載――――――――――――――――
淡紫色、しゃきしゃきとおいしい「もってのほか」
 山形県は、食用ぎく(刺身などのつま用の小ぎくを除く)の生産が盛んで東京都中央卸売市場で扱う5割程度を山形産が占める。
 特に、独特の香りと味の良さで『食用ぎくの横綱』と評されるのが、淡い紫色の「もってのほか」だ。正式には「延命楽」という品種だが、県内では「もってのほか」の愛称が一般的。この名は、「天皇家の御紋を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」といったことから転化したらしい。
 もってのほかは晩生で、収穫は10月下旬頃から。花びらが筒状に丸まった管弁なので、しゃきしゃきとした歯ざわりに特徴がある。10月上旬から収穫できる「早生もって」もある。
――転載ここまで――――――――――――――――

■新潟県で代表的な食用菊は 「かきのもと」
リンク 食用菊「かきのもと」 ― 新潟市
――以下転載――――――――――――――――
 菊を食べる食文化は新潟と東北、北陸地方の一部に限られ、食用が始まったのは江戸時代からと言われています。新潟では、おひたしや酢のものとして食され、秋に欠せない食材となっています。
出荷期間:8月中旬~12月中旬
生産地区:南区白根地区
――転載ここまで――――――――――――――――

 

■品種による形状の違い 見分けるヒント (不確定要素あり)
・花びらの開く角度が違う
・花びらの丸まり方が違う/花びらの太さ(細さ)が違う
・花の中心のめしべ?の色が違う
・花びらの色が 薄いor濃い
・花びらの先の方が 少し丸く開いているものがある。
・食感が違う (特に しゃきしゃき感)

 

■それにしても 菊は美味しい

最後に・・・

この先は生産者の方に伺うしかありません。と、いう状況になりました。

機会がありましたら 調査を進めますが 本日はここまでと致します。
(ここまで辿り着くのも ほどほど時間が掛かりました(笑))

悩んだ後は 頭を休めましょう。 もちろん温泉です。

今日も温泉日和です♪