天元台高原 紅葉トレッキングに行ってきた!
価格がお得すぎますっ
●通常のロープウェイ価格が、往復 大人 3800円
●通常の夏山リフト(3基)の価格が、往復 大人 2280円
●いも煮
●入浴券
●てぬぐい
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上記 5点セットで 2500円 の価格破壊。
(キャンペーン価格なのですね。 その仕組みは…)
とにかくトレッキングへ行こう!
と、思い立ったものの 天気が良かった10月2日~3日の週末に関しては お客様がメッチャ多くて混みまくっていたとのウワサを聞きました。
そうりゃそうです。 紅葉の時期に加えて新型コロナ感染における「緊急事態宣言」や「まん延防止」が解除されたばかり。
そこに天気が良いってなったら 山へ登ろう!ってなりますよね。
天気予報とスケジュールのニラメッコ
自分の予定が空いていても天気が悪かったり。
自分の予定が忙しいのに晴天だったり。。。
予定がうまく行かないこと、ありますよね~
でも、山は無理をせず楽しみましょう。
天候などのコンディションが悪い場合は、あきらめも肝心です。
○○○心と秋の空
秋の天気は変わりやすい。
山に登りたい。でも天気予報はイマイチ。 そんな時でも諦めないで。
2日前、1日前から当日にかけて 天気予報がどんどん良い方(悪い方)に変わっていって結果的に晴天だった。って事になる場合もあります。
なので、トレッキングの案とは別に、雨天の場合の為にドライブやその他のお出かけ楽しみの案、2つを用意しておくのが良いでしょう。 無理に出かけないで家に籠もって楽しむのも良いです。
ところで、「女心と秋の空」って言うのだと思っていましたが、
ちょっと検索すると「男心と秋の空」というのが本当っぽいみたいです。詳しくは下記リンクにて。
リンク: コトバンク:女心と秋の空
7:45 出発です! 晴れ
小野川スキー場(当館から約500m)の前。
県道234号線を南へ 道なりにまっすぐ進みます。
あの山頂を目指します。(たぶん)
いえいえ、ウソです。 本日目指しているのは初心者コースです。
あそこまで行かないでしょーー
小野川温泉より 約5.5m 関町の信号機のある交差点を越えたところ。
白布温泉まで8kmです。
そうそう山へ行く前に 飲み物その他を補給しておきましょう。
(山でのお買い物は ちょっと値段も上がる場合あり)
白布温泉街を通過して、左折。
ロープウェイ乗り場へ向かいます。
ロープウェイ乗り場へ到着! 久しぶりに天元台ロープウェイに乗ります!
朝一番(8:20発)のロープウェイ発車時刻に間に合いました。
西吾妻山満喫パックを購入。
2500円で満喫できちゃいます!
8:15 乗車開始
ならんで チケットを提示して進みますが、歩きながらいつのまにか検温されてます。(すごい)
ロープウェイは予定時刻に出発。
ロープウェイからの景色を楽しみつつ・・・
杉の木の先に水滴が付いているのかキラキラしている。
ロープウェイの中にはつり革がありました。
ユニークな形だったので パチリ。
青い空がおいらを呼んでいる!
ロープウェイの中から 気分が盛り上がってまいります!
天元台高原駅。ロープウェイを下りて階段を上る。
ランチメニューを横目に、リフトを目指します。
天元台高原駅からの眺め。(飯豊山方面)と、山水が出ています。
幸福の鐘を鳴らし、無事を祈りましょう
(音がけっこうなボリュームで鳴り響きます)
第1リフト
第2リフト
第3リフト
特に第3リフトは乗車時間が長いので おやつを食べたり、妻は念入りに日焼け止めスプレーをプシューーーーーッ(笑)
第3リフトを降りた所が登山口。
「安全の鐘」がありましたので小気味よく カンカーーン!
準備運動をして、靴紐を締めて、心も引き締めて 登山開始です。
また、事前に登山ルートをしっかり確認しておくことも大切です。
と、いうのは 地上の充実した親切な案内・ガイド、スマホのナビやアプリに頼り切った生活に慣れている現在。
忘れているのです。不便な状況、時には電波が入らない場所があるという事に。。。
そう。山には電波が届かない場所があります。って言われれば理解できます。
しかし、電波が無ければ こうすればなんとかできる。って思いますよね。
僕もそう思います。
しかし、その考えが ぬるま湯。
あるはずの物がない世界
ところが、実際にその場に身を置いたとき、状況は変わります。
食べ物が無かったり、飲み物が無かったり、
身体の疲れ・疲労、悪天候、さまざまな物が不足している事態に襲われたとしたら。。。
と、いう事で スマホや地図を見なくても ある程度はコース・プランを頭に入れておいて、迷わずに進むことができるくらいに予習しておくのが良いと思います。
念には念を入れて、山登りは慎重に。御利用は計画的に。
さて、本日のルート(作戦)を おさらいします。
第3リフトを降りた地点が 北望台(ほくぼうだい?)。
そこから 25分で「かもしか展望台」
20分で「人形石」 35分で「北望台」へ戻る。
天元台高原を手軽に楽しめるトレッキングコース。
歩きやすい木道の部分も多く、初心者プラン、イージーモードでございます。
(もちろん逆回りも可)
9:22 登山開始
ようやく登山開始です いくよ~
登山口から30mくらい進むと、すぐに分かれ道にさしかかります。
足を止めて、どちらに進もうか悩むわけです。
人生の分岐点に差し掛かったような気持ちに・・・
あの日、あの時、 あっちを選んでいればどうなっただろう。
ありますよね。そう思う事が。
あっちを選んでいれば・・・そんな物は関係ありません。進んだ道が正解なのです。
なので、先に進んだ人がみんな右側の かもしか展望台方面へ進んだので、流されるまま僕らも「かもしか展望台」を目指します。
ぐるっと 一回りするコースなのです。簡単なんです。
みんなが行くから自分も行く。
ある意味正しい選択。 ある意味無責任で危険な選択とも言える この行為。
自分の進む道は 最初からルートを決めておくのが良いですよ。
作り笑顔でハイポーズ。
登山を始めて15分間はキツイ。
そのうち慣れてくるのですが、スタート直後がキツイ。(気がする(笑))
登山道に差し込んだ太陽の光。
昨日の雨に湿った温められて蒸発してゆく。
こんな風景も山ならでは です。
9:54 かもしか展望台 到着
通称:かも展 (想像)
森の中を歩いてゆくと、パッと開けて 岩がゴツゴツした見晴らしの良い場所へ出る。
そこが「かもしか展望台」 歩き始めて22分間。
ちょうどよく休憩タイム。
腰を下ろして飲み物とおやつを少々。
まだまだこれから先は長いので、ここまではウォーミングアップってなところでしょうか。
スカイバレー山頂の駐車場や 紅葉を眺めるのに良い「錦平」も見えました。
5分ほど小休止しながら風景を楽しんだところで 次の目的地を目指します。
9:57 かもしか展望台を出発
「かもしか展望台」を「人形石」方面へ向かって出発して間もなく。
景色が開けて 山々を見渡せました。
歩きやすい木道。 楽しいモードの妻 イエイ!
(今はまだ素直な笑顔 じょじょに引きつって・・・)
大凹、お花畑、いろは沼、梵天岩、吾妻山山頂 方面が見えます。
10:08 道案内をよく見ること
分かれ道。 さて どちらへ行きましょう。
右か左か。
落ち着いて、見て、よく考えれば己の行く道はわかるはず。
急がば回れ。
焦りは禁物。
急いてはことを仕損じる。
左が「人形石」
手前が「かもしか展望台」
右奥「梵天岩」
そう書いてある。 記されている。 指し示されている。
それなのに。 ああそれなのに。 それなのに。
一度は立ち止まった。 そして悩んだ。
この先 どちらの道へ行くべきか。
ワンワンワン!
何十年ぶりに訪れた 吾妻山の登山コースで 子鹿のように震えながら迷える僕は、牧羊犬に追われる羊のように誘導される事になる。
強気のおとっつぁん現る!!
こっちこっち! 地図なんか見なくても大丈夫!
アプリがあるんだから!!!
3名のパーティーの先頭に立つおじさんが勢いよく行く先をナビゲーションする声。
その声の主は、立ち止まってスマホの画面とニラメッコしている僕らと、
マップを広げて地図を確認しているご年配の夫婦の横を力強く通過していったのだ。
翻弄される
アプリがあるんだから・・・
アプリがあるんだから・・・
アプリがあるんだから・・・
本来 行くべきは「人形石」
左側のルートである。 しかし、迷った。血迷った。
強気のおとっつぁんに引き寄せられて 大凹方面(吾妻山山頂方面)へ進んでしまったのだ。
(そのおかげで とんでもない事に…)
(この頃は) まだまだ元気モードの妻
大凹の手前の木道。池と湿地があります。 天気が良くて気持ちいい。
このエリアが「お花畑」と呼ばれており、初夏には様々な花が咲き目を楽しませてくれます。
(と、女将に聞きました)
10:27 大凹(おおくぼ)の水場へ到着
水場というだけあり、水が流れている窪地。
ルートが間違っているのではないかという疑念を持ちつつ。
ここで小休止。 まだ十分に引き返せる地点だ。
しかし、なぜか。 さらに先へ進む道を選択してしまう。
引き返す勇気が必要なこの時。
無かった事に・・・ 見なかった事に・・・
せっかくここまで来たのだから。
ついつい、進んできた時間と体力がもったいないと思い、戻るという選択肢から目を背けてしまう。
一番やってはいけない事なのかもしれない。
ここは撤退。勇気ある撤退をすべきなのに。。。
急な坂、岩場が出現
後で聞いた話。 大凹から先へ進んだところの坂道がとてもキツイのだそう。
ヒイヒイ登るのは 仕方ないのですが、
帰りのルートでこの岩場を下るのかと思うと、そっちのほうが辛いし危険だと安易に想像がつくわけで。。。 (憂鬱になっちゃいます)
妻が言います。 「これ帰り大丈夫だよね…」
「これ帰り大丈夫かな…」
「これ帰り大丈夫じゃないよね…」
これやばくね!?(笑)
この急な坂を越えたその先は・・・
緩斜面になります。
霧がかって高原ムードが盛り上がり~ 平らな道は元気元気!
もう少し手前・・・
初心者コースからかなり逸脱している事に気付いていた僕。
もう少し手前の休憩ポイントにて、同じように休憩している人に訪ねました。
「人形石へ行くつもりが間違ってこっちのルートに来ちゃいました。ここから戻ろうかと思います。」
そしたら 山に慣れた男性が言うんです。
せっかくここまで来たのだから・・・
梵天岩まで もう少しか。 また悪い癖がでます。
「もう少し」その言葉にいとも簡単に乗せられる私たち。
ノリだけは良いっ!(笑)
湿地を眺めながら 景色を楽しみつつ。もうひと頑張りです。
ウソじゃなかった。 梵天岩までもう少し。
直線距離で100m少々だと思うのです。
近所の龍華食堂までの距離と似てるかな。
そう思って 「龍華と同じくらいの距離」って励ましてラストスパート!
しかし、妻は100mのマジックをすぐに見破り、うらめしい眼差しでこっちを見てました。(汗)
大迫力の エセクライマー
岩場まで到着すれば 梵天岩はすぐそこです!
これ、笑ってますが カメラを向けていない時の顔はまったく違います(爆)
11:20 梵天岩 とうちゃこ
大凹の水場を出て、休憩しながら約50分。
かっこいいポースをとってますが妻の体力は限界が近かった。。。
梵天岩 標識?
妻に、この目印までおいで~ 記念撮影しよう。と、呼んだのですが・・・
写真撮影の後は一歩も動きません。 結局来ませんでした(笑)
おにぎり1個を 半分こにして食べて 15分ほど休憩しました。
休んでばかりいられません。
そろそろ帰り道へ向かわないと、時間的に遅くなってしまいます。
梵天岩からの帰り道。
ここまではルンルン気分で戻りルートを進んできました。
その後 急な下りの岩場で苦労したので写真はありません。(笑)
やっとの思いで大凹の水場まで戻りました。
下っている途中で、ツアー客?の皆さんとすれちがったのですが、あの岩場を登れるのかちょっと心配な方もいました。 下調べは大事です。
えっちらおっちら歩いて 分岐点(大凹・かもしか展望台・人形石の分かれ道)までたどりついて、休憩しやすいポイントまで
12:52 持参した おにぎりは6個
そのうち4個は 自宅を出て車中にて4個食べちゃってました(てへぺろ)
かろうじてリュックの中に入れてきた「おにぎり」は2個。
そのうち1個は梵天岩で(半分こして)食べたので このおにぎりがラスト1。
帰り道に迷ったわけではありませんが、食糧が尽きるって なんとなく寂しいもの。
そんな時に勇気づけられたのが 「おつまみイカ」(昨夜の酒のつまみ)←妻の(笑)
トレッキング中に これをチョイチョイつまみながら歩いてました。
いいかもしれないッス。
13:05 人形石到着
立派な標識?がありました。 (写真を撮るときは元気な人(笑))
※ 本人のコメント 「なにか問題でも?」
人形石から(下界)米沢市街地の眺めが良かったです。
13:18 人形石を出発
人形石から伸びるルートは3つありますので 方角に注意しましょう。
・かもしか展望台 方面
・北望台(リフト乗り場)方面
・藤十郎、東大巓(ひがしだいてん) 方面
ちょっと見つけにくいのが 北望台(リフト乗り場)方面です。
最初、間違って 藤十郎・東大巓方面へ進みかけました。
(ここで間違ったら とんでもない事になっていたかもしれません)
標識・看板をよく見て探したら 北望台方面の標識がありました。
空は晴れていたのですが、登山道には石・岩が敷き詰められた箇所が多く、足下が滑りやすい下り坂。
スタミナも切れかかっていて集中力も落ちる。そんな時にケガしやすいのです。注意が必要です。
と、いうワケで 妻は足をグギっと痛めてしまいました。
軽症だった為歩くことはできたのですが、結果的に後から痛みが出てきました。
ストックを忘れてしまったのは良くなかった。
ロープウェイの中で忘れ物に気付いた時の妻は・・・
妻:「は???」
妻:「なしてもってこねがったな!?」
自分のミスじゃなくて 僕のミスに変換されてますか???(笑)
人形石からリフト乗り場まで マップ上では 35分となってましたが、滑りやすい下り坂には苦労しました。
ときどきリフトの音が聞こえるのですが、なかなかたどり着きません。
14:15 北望台(リフト乗り場)へ戻りました
視界が開けたと思ったら北望台へ戻れました。
マップでは35分だったのですが、約60分で「人形石→北望台」へ到着。
トータル9:22から約5時間のトレッキングとなりました!(ヘトヘト)
ホッとしました。
日が傾いて空気も冷たくなってきました。
米沢市を見下ろしながら無事に帰って来れた~ って感じで充実感をかみしめております。
第2リフト乗り場付近にある 希望の鐘 を鳴らして無事に3つの鐘を制覇。
(行きに鳴らせばよかったのに・・・(笑))
希望の鐘の隣に展望台がありまして、眺めが良かったです。
(紅葉の色づきは ちょっと控えめでした)
第1リフトを降りて アルブ天元台の食堂へ直行。
いも煮チケットで いも煮を受け取って ごちそうになります。
15:04 いも煮じゃーーー
ホッと一息。いも煮の温かさに癒されつつ、身体が冷えているのを実感。
プレゼントの手ぬぐいを受け取って ロープウェイに乗車。
15:30 湯本駅へ到着。
車に乗って帰りますが・・・
まだ、 入浴チケットが残っております!
せっかくですので、利用させて頂く事にします♪
ロープウェイ湯本駅から車で2~3分。白布温泉 東屋さんへおじゃましました。
開放的な露天風呂でくつろがせてもらいました~
※しかし、温泉で温まった妻の足が痛み出したのです。
痛めたときは温めないで、冷やすのが一番ですね。
湯上がりサイダーで 気持ちいい!!
ルートをおさらい
北望台→かもしか展望台→大凹→梵天岩→大凹→人形石→北望台
大凹→梵天岩までのルートは予定外でハードな部分もありましたが、天気にも恵まれ景色も良く気持ちの良い体験をする事ができました。
皆さんも是非訪れてみては如何でしょうか?(おつまみイカとストック持参でお願いします)
トレッキングの後の温泉は最高~~!!
今日も温泉日和です♪
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