小正月は「さいど焼き」

毎年、小正月もしくはその付近の日程で去年のお札等をお焚き上げする慣わしがある。
これは全国的な物だろうし、皆さんご存知だと思う。(だよね?)
(過去、さいど焼きに関して記事を書いたことがあるので視点を変えて書きます)

 

さいど焼きの「名前」?

さいど焼きの事を漢字で記すと「道祖土焼き」となるそうです。

下記サイトにてその謎が色々と解説されています。
Round & Round The Ring I Go ー 「道祖土はなぜ『さいど』なのか」

僕はてっきり 「斎灯」の意味から繋がっているのだと思っていました。

goo辞書 ー 斎灯の意味
神仏の灯明としてたく柴 (しば) のかがり火。

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おまけ
先日、小国町出身の方にさいど焼きの違う呼び名をお聞きしたのだが、その名も「さいず焼き」。少し訛った響きとなっておりました。

他にも「どんど焼き」等 地域により呼び方が異なると思いますが、ご存じの方いらっしゃいましたら是非お声がけ下さいませ。

1月15日という日

以前、1月15日は成人の日と決まっていた。
ハッピーマンデーにて強制的に連休になってしまった現在の成人式の日は、1月の第2日曜日の次の日という法則の下 決まった日にちになる事なくフラフラしている。

そのおかげで、各地の道祖土焼きは地域毎にバラついてしまい、成人の日にあわせたり、成人の日の前日に行ったり、従来通りの1月15日に規則正しく行われていたりする。(悲しい)

連休になってイベントとしては都合良いと思った地域もあるかもしれないが、毎年1月15日に規則正しく道祖土焼きを行っている我が小野川温泉の下地区としては 今更どうにもならないのですが、迷惑に思っていますよ。(本当に)

と、いう事で 2021年は さいど焼き=道祖土焼き という事がわかりましたので満足できました。

炎が落ち着いたところで餅を焼いてます

(網焼きシステム持参の人)

 

カラカラに乾燥したワラ

今シーズン、道祖土焼きで燃やすためのワラの保存場所がしっかりしてました。
そのおかげでワラはカラカラに乾燥していて、19時を向かえてすぐに(使い捨てライターのか細い炎で)着火。 乾燥していたワラは すぐにボウボウと燃え広がったのでした。

ちなみに・・・
ワラを積む作業時に、キツク結ばないようにすると燃えやすい。と、いう制作テクニックもあるようですが、基本的に乾燥って大切ですね。

そもそも、秋の稲刈り後に ワラを確保していただいて→それを保管する場所が必要です。

通常、農家の方が稲刈りした場合、ワラは粉々にカットされて田んぼの肥料になるそうですが、あえて そうせずに確保する必要があります。
昔だったらワラを保管しておくのは普通の事だったと思うのですが、稲刈りマシーンが発達した今は違います。

お昼に積み重ねる作業

集めたお札等とワラで三角すいの形に積み重ねて お昼の作業は終了です。

後は夜に備えて お餅を準備しておけばOK

ちょっと三角すいになりきれてないけど、脚立の限界でした(汗)

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以上
切り口を変えて記事を書きましたが、アップするタイミングを逃して節分(恵方巻)も終わっちゃいました(笑)

とりあえず さいどやき→「道祖土焼き」を書く事を覚えたならそれだけでも良いと思います。

もちろん僕はすぐに忘れちゃうんですけど・・・(汗)
みなさんは賢くなって下さいね(笑)

さいど焼きで冷えた身体はもちろん温泉に入って温まるのが良いです。
(それと、身体と服がスス臭くなってますよ(笑))

って事で、今日も温泉日和です♪